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Facebook広告/Instagram広告の類似オーディエンスの作り方

ライター:株式会社ネオマーケティング

公開日:2022年03月18日 | 更新日:2023年10月18日

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Facebook/Instagramには効率よく広告を配信できる、「類似オーディエンス(Lookalike Audiences)」という機能があります。Facebookは日本国内で約2,600万人、Instagram3,300万人というユーザーを抱えるサービスですから、上手に広告宣伝できれば大きなビジネスチャンスにつながるでしょう。

その類似オーディエンスを活用するためには、まず類似オーディエンスの作り方を知らなければなりません。この記事では、類似オーディエンスに関する基本的な知識と、その作成方法を中心に解説します。

類似オーディエンス作成の注意点

最初に類似オーディエンスとはどのようなもので、作成にあたってはどのような点に注意すべきなのか、作成~運用を始める前に知っておきたい基礎知識を紹介します。

 

●類似オーディエンスの概要

例えばある商品をFacebook/Instagram上で販売する企業が新規顧客の拡大を考えているとき、自社でマーケティングを行い、ターゲットを決めるためには時間も手間も、そしてコストもかかります。そのようなターゲティングを自動で行う機能が類似オーディエンスです。

類似オーディエンスとは、その企業の顧客情報をベースにして、その属性によく似たFacebook/Instagramユーザーを自動的に抽出し、さらにターゲティングまでして効率的に広告を配信するシステムです。他のメディアと比較して、極めて精度が高いとして注目されています。

 

●類似オーディエンスに関わるキーワード

類似オーディエンスを作成~運用する場合、知っておくと役立ついくつかのキーワードがあります。ここで重要なキーワードをまとめておきましょう。

 

・広告アカウント:Facebookで広告記事を配信するために取得が必要なアカウント

・オーディエンス:Facebook/Instagram上でのいわばお客さんやお得意さん

・カスタムオーディエンス:Facebook/Instagramユーザーの中から自社の顧客を検出する機能

・ソースオーディエンス:類似オーディエンスのベースになる顧客情報

・コンバージョン:広告ページに対して何らかのリアクションをすること

 

●類似オーディエンス使用上の注意

まず類似オーディエンスを作成するためには、作成者は広告アカウントの管理者、もしくは広告管理者でなければなりません。また、広告にアプリを利用する場合も、そのアプリの管理者か作成者である必要があります。

類似オーディエンスを作成する前に、まずはカスタムオーディエンスを設定する必要があります。カスタムオーディエンスはターゲットに合わせた設定が可能で、1つの広告アカウントに対して最大500種類作成することができます。カスタムオーディエンスは、類似オーディエンスを作成するもとになるソースオーディエンスとして使用されるため 、必ず事前に作成しておかなければなりません。

類似オーディエンスでは対象になる地域(国)を指定しますが、ソースオーディエンスには対象地域のオーディエンスが、最低でも100人以上登録されている必要があります。このように類似オーディエンスを作成する場合には、そのもとになる情報が適切に設定されているかどうかを確認することが重要です。

 

●類似オーディエンスを作成する場合のポイント


ソースオーディエンスの数と、類似オーディエンスの精度には関連性があります。ソースオーディエンスの数が多いほど、類似オーディエンスの精度は高まると言われており、Facebookでは50050,000人の範囲内を推奨しています。

効率を高めるため、ソースオーディエンスは類似オーディエンスの対象からは除外されます。ソースオーディエンスまで含めたい場合には、コンバージョンピクセルから類似オーディエンスを作成します。ただし、ソースオーディエンスを含めるとターゲットの層が厚くなり、広告のコストが増大することがあるため注意してください。

 

SNS広告の基礎については、こちらのショートウェビナ―動画をご覧ください。

類似オーディエンス作成方法 

さて、ここからは類似オーディエンスの基本的な作り方を解説しましょう。応用的な作成方法もいくつかありますが、最も一般的な流れで順番に紹介します。

 

●類似オーディエンスを設定してみよう

類似オーディエンスの作成は、大きく3つのステップで設定します。まずはメニューの中から「オーディエンス」を選択し、さらに「類似オーディエンス」のドロップダウンを選択して設定を始めます。

 

①ターゲット層を設定する

まず広告のターゲットになるソースオーディエンスを決めましょう。通常はカスタムオーディエンスを使用します。ほかにもピクセルデータ、モバイルアプリデータ、Facebookページなどからソースオーディエンスを選ぶこともできます。

こうしたオーディエンスは、顧客の属性、行動情報、広告に対するリアクションなどをもとに、詳細に設定してターゲットにできますが、使い慣れるまではカスタムオーディエンスを基本にしましょう。

 

②類似オーディエンスの国や地域を設定する

広告を配信する対象の国や地域を設定します。このときに指定した国のオーディエンスは、ソースオーディエンスの中に100人以上いないと類似オーディエンスが作成できません。通常は日本国内を対象にすれば十分でしょう。必要な場合は、複数の国を同時に選択することも可能です。

 

③類似オーディエンスのサイズを設定する

ソースオーディエンスとのマッチング精度は、類似オーディエンスの類似度として表されます。これをオーディエンスサイズと呼びますが、1~10%の範囲内で指定することができます。

1%のサイズ設定では、ソースオーディエンスとの類似度が最大になりますが、類似オーディエンスのサイズは小さくなります。つまり、ターゲットの数が少なくなるわけです。一方10%に向けてサイズを上げると、類似オーディエンスのサイズは大きくなるものの、類似度は低くなります。最初は1%からスタートして、状況に合わせて徐々にサイズを上げることをおすすめします。

基本的な類似オーディエンスの作成はこれで完了です。設定してから類似オーディエンスが作成されるまでには、6~24時間かかる場合があります。設定後は3~7日ごとに自動で更新されます。更新状況などを確認するときには、オーディエンスマネージャを利用しましょう。

 

●類似オーディエンスを効果的に活用するために

類似オーディエンスの利用を始めるときには、類似度が高い少数のターゲットから始めて、その後徐々にターゲットの幅を広げてゆくとよいでしょう。また、運用する際にはビジネスマネージャを活用してください。

ビジネスマネージャとはFacebookが提供する無料のプラットフォームで、Facebookの広告アカウントやページ、Instagram広告などを一元的に管理することができます。類似オーディエンス以外のマーケティング機能も備えているため、ビジネスで幅広く活用できるでしょう。

また、類似オーディエンスを最大限に活用するためにも、顧客リストの管理など事前準備をしっかりと進めておいてください。Facebookでは電話番号を登録しないユーザーが多いため、類似オーディエンスの作成にはメールアドレスを使うなど、細かい点にも気を配っておきましょう。

まとめ

小規模な企業や個人では、なかなか本格的なマーケティングは難しいと思いますが、Facebookの類似オーディエンスを上手に活用すれば、極めて高精度な顧客のターゲット設定が簡単にできます。三つのステップで情報を入力すれば、あとは自動でFacebookが新しい顧客の候補を見つけてくれるのです。

類似オーディエンスはシンプルな機能ですが、巨大なユーザー数を誇るFacebookなら、ビジネスチャンスを広げる大きなきっかけになるかもしれません。類似オーディエンスの作り方を参考に、ぜひこのタイミングで新しい顧客開拓を始めてみましょう。

 

 

 

 

 

<参考サイト>

■類似オーディエンスについて|Meta for Business

■Facebook広告マネージャで類似オーディエンスを作成する方法|Meta for Business

■Facebook広告:類似オーディエンスの徹底解説、導入法|ANAGRAM

■creive「Facebookの類似オーディエンスとは?」

■Facebookの類似オーディエンスとは?概念から作り方まで画像付きで詳しく解説|Infinity-Agent 

■Facebook広告の類似オーディエンスの作成方法を解説!基準になるターゲット層の種類は?作成する際の注意点もご紹介|デジマクラス

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