メディアを立ち上げてみたは良いものの、「かけたコストに見合う結果が得られない」という方も多いのではないでしょうか。そこには様々な原因がありますが、ユーザーのニーズを上手く把握できていないという可能性があります。
今回の記事ではユーザーのニーズに焦点を当て、どのようなテーマで記事を作成すれば良いかを解説していきます。
検索エンジンのアルゴリズムは日々進化しており、昨今では、読者のニーズにしっかり応えられているかどうかが重視されています。そのため、ユーザーのニーズに焦点を当てるというのは、想像以上に重要な作業になるのです。
ユーザーのニーズに焦点を当てるということは、SEO観点のアプローチを取るということです。例えばユーザーを20代女性とした場合、20代女性が毎日訪問するサイトはどのようなものかを考えます。例えば20代女性の中心的なトピックの一つとして「ファッション」が挙げられるでしょう。
ここで重要になってくるのは、「20代女性はファッションの記事をよく読む」で終わらせるのではなく、「ファッションの中でどのようなキーワードが検索されているのか」「そしてそこにどのようなニーズがあるか」まで調べるということです。
要するに、たくさん検索されているキーワードだけを考えるのではなく、検索されているキーワードから読者のニーズをあぶり出すというアプローチです。そしてもちろん、そのニーズに応えるように、自身のコンテンツを磨き上げていきます。
それでは次にテーマを定める基本的なコツについて解説します。記事のテーマはコンテンツの核であり、これがしっかりと定まっていないと、何が言いたいのかよくわからない記事になってしまいます。そうなると、前後で話がかみ合わなかったり、話があちこちへ飛んでしまったりして、読者を困惑させることになります。
まず重要になってくるのは、「5W1H」で記事テーマを整理することです。つまり、「Who:誰に」「What:何を」「When:どんな時に」「Where:どこで」「Why:なぜ」「How:どのように」と整理していきます。
例えばこの記事を「5W1H」に分解してみると、「Who:記事の書き方に悩んでいるWebライターに対して」「What:記事のテーマの決め方を」「When:コンテンツを作る時に」「Where:読者に対して」「Why:わかりやすく説明するために」「How:3つのステップでわかりやすく」となります。
記事を書く際に一貫して考えておきたいのが、ユーザーの課題解決になるようなコンテンツにするということです。コラムなどのものを除いて、Webコンテンツは基本的に読者の悩み・疑問を解決するものである必要があります。
読者はなぜ検索エンジンに言葉を入れるのでしょうか?読者は、何らかの疑問を持って検索エンジンにキーワードを入れ、何か答えがないかと探して回るのです。ですから、Webコンテンツを作成する側も、読者の疑問に応えるような情報を提供するという意識を持つ必要があります。
もちろん自分の書きたいように書いた方が、書き手としては楽しいでしょう。しかしWebコンテンツというものは、書き手と読み手がいて初めてコンテンツとして成立するのです。そうした時に、独りよがりな記事ばかり書いてしまっては、いずれ読者は離れていきます。
記事テーマの設定はとても大切ですが、実際に記事を書く段階になっても、読者を意識し続けることは重要なポイントになるでしょう。
ここまでユーザーのニーズから考える記事の書き方についてみていきました。検索エンジンのアルゴリズムの進化から、Webコンテンツはよりニーズをうがった問題解決型である必要が出てきました。
そのためには、検索ボリュームだけでキーワードを判断するのではなく、キーワードからどのようなニーズがあるかを判断する必要があります。そしてそのニーズに応えるようなWebコンテンツを作成していかなければなりません。
テーマを定める時は「5W1H」を意識しましょう。テーマがしっかり定まっていないと、内容がちぐはぐになってしまい、何が言いたいのかよくわからない記事になってしまいます。
そして記事作成の際は、あくまでもユーザーの課題を解決するという意識を持つのが大切です。自分の書きたいことを書くのも重要ですが、読み手ありきのコンテンツだという点を忘れないようにしましょう。
編集部