企業のグローバル化やインバウンド政策による外国人旅行者の増加、外国人労働者の増加などにより、国内での翻訳ニーズは益々高まっています。
翻訳サービスは、外国人従業員向けの資料や対外的に配信するビジネス文書だけでなく、行政のホームページや街中のパンフレットなど、様々な場面で活用されています。
今回は、翻訳サービスをこれから利用する人に向けて、どのようなものが翻訳対象となるのか、翻訳サービスの種類、選定目安となる3つのポイントを紹介します。
翻訳サービスの対象は、かなり幅があります。個人であれば、海外で働く際の履歴書や海外宛ての手紙、海外向けのブログなどでしょう。
企業や店舗での翻訳対象はさらに広がり、次のような文書類が考えられます。
いずれの対象も正確な翻訳が必要ですが、とくにビジネスシーンでの翻訳は、ターゲット国の人々にとって魅力的な表現であることも求められます。
また、医療や法律系の翻訳においては、間違いのない専門用語の使用や、より高い専門知識が必要です。
まず、翻訳サービスとは、外国語から日本語に翻訳、もしくは日本語から外国語に翻訳するサービスのことです。
翻訳サービスは、大きく次の3種類に分けられます。
翻訳者を抱える翻訳サービス提供会社に依頼して、有料で翻訳してもらいます。人間が翻訳するので単なる言語変換にとどまらず、より細かいニュアンス表現や業界独特の専門的な言い回しが可能となるのが大きな特徴です。原稿を渡してから納品までにはそれなりの時間がかかり、翻訳者の技量に応じた翻訳内容となります。
近年では、AI(人工知能)の発達により、機械による自動翻訳サービスも登場しています。WEB上で無料提供されるGoogle翻訳サービスや有償の翻訳ツールなどがあり、テキストを入力してボタン操作するだけで、自動的に多くの他言語に翻訳されます。基本的に、翻訳者や企業に依頼する必要はなく、いつでもどこでも都合に合わせて使えるのが特徴です。ただし、専門性の高い文章や長文翻訳、口語文への翻訳はあまり得意ではありません。
シンプルなサービス利用としては、クラウドソーシングに登録する翻訳者に依頼する方法があります。
ほかに、1.と2.で紹介した「翻訳者」と「自動翻訳」が融合したサービスが登場しています。クラウドによる翻訳サービスは、依頼から納品まですべての工程がWEB上で完結するのが特徴です。サービス内容の一例を挙げると、まずは機械による自動翻訳をします。翻訳結果のクオリティをさらに上げたい場合は、クラウドソーシングに登録する翻訳者と自動的にマッチングされ、人間によって翻訳が行われます。
目的や用途に応じた翻訳サービスを選ぶには、以下の3つのポイントを目安にするとよいでしょう。
翻訳クオリティが高い傾向にあるのは、専門性を持つ翻訳者がいる翻訳サービス提供会社といえます。
例えば、医療・法律・金融系など精度が求められる翻訳や、商品詳細説明などを翻訳する場合は、自動翻訳サービスよりも翻訳サービス提供会社に依頼するとよいでしょう。プロの翻訳者により、細かいところまで整った翻訳物の納品が期待できます。その分、納期を要し、1文字あたりの費用は15円程度からと高い傾向にあります。
翻訳にかかるコストを抑えたい場合は、無料の自動翻訳サービスもしくはクラウドによる翻訳サービスが向いています。
経験の浅い翻訳者であれば1文字5円程度から、キャリアを重ねた翻訳者が担当する場合は1文字10円程度から翻訳が可能です。
高いクオリティよりも納期を重視する場合は、翻訳サービス提供会社よりも自動翻訳サービスもしくはクラウドによる翻訳のほうが向いています。一定のクオリティがあればよいものの、急ぎを要する海外からのメール翻訳や資料作成などに利用するとよいでしょう。
単純な内容の文書などを翻訳するなら、機械による自動翻訳でも十分です。しかし、専門性を要する分野の翻訳や、海外企業との契約書、製品説明書など正確性や信頼性を要する翻訳は、経験豊富な翻訳者に依頼することをおすすめします。
ダリコーポレーションの翻訳サービスは、クオリティ・スピード・表現力に優れたプロの翻訳者を抱える翻訳サービス提供会社です。ソース言語の細かいニュアンスを汲み取れるトランスレーターとクロスチェッカー、最後はターゲット言語を母国語とするネイティブチェッカーの3名がチームになり翻訳します。
対応分野は広く、ビジネス文書・法律・契約書・医学などからエンターテイメントまでと、ほとんどのニーズに対応できる点も魅力です。
もちろん多言語に対応しており、日本語から韓・中国語への翻訳は1文字13円からと、良心的な価格設定になっています。ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
編集部