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オンラインインタビューの特徴、メリット・デメリット

ライター:株式会社ネオマーケティング

公開日:2022年03月31日 | 更新日:2022年11月11日

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目次

オンラインインタビューという調査手法が拡大した理由は、2020年の新型コロナウイルス感染症の拡大です。コロナ禍で、対面調査や調査対象者を一箇所に集めて実施が難しくなりました。感染リスクを抑えて実施する方法として、対面を避けたオンライン定性調査としてオンライン上でのインタビューが非常に増加しています。

本コラムでは、「オンラインインタビュー」とは、そもそもどのような調査か、注意するべき要点は何か、解説します。

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オンラインインタビューとは

インターネット回線を利用したweb会議システムを活用し、対象者にインタビューを行うことができる定性調査の手法の1つです。インターネット環境さえあれば全国各地の方を対象に実施することができ、企業、調査対象者双方にとって、場所と時間の制約が小さいインタビュー手法です。

 

企業は、インタビューを行いたい対象者の条件を設定し、アンケートモニターの中からインタビューに協力してくれる対象者を抽出します。インターネット回線につながっているデバイスであれば、スマートフォンやタブレット端末、PCであってもインタビューを実施することが可能です。

オンラインインタビュー全体図

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●web会議システムのツール種類

ネオマーケティングが提供しているオンラインインタビューで使用するweb会議システムは、Zoom Meetings、Microsoft Teams、Google Meets、Webex by Ciscoの4つです。
その中でも、日本でweb会議システムのシェア率の高いZoom Meetingsを推奨しています。
記載している以外のweb会議システムでも、オンラインインタビューを行うことは可能です。

対面インタビューのサービス詳細を見る

 

web会議システムにより、対象者側でPCやタブレット端末、スマートフォンでお使いの画面を共有することができるため、オンライン上でUI/UX調査を実施することも可能です。

画面共有はインタビューに参加いただく以上に難易度が高い操作になるため、接続テストのときに時間をかけて丁寧に説明をすることによってインタビューをスムーズに進行することが出来ます。

スマートフォンのUI/UX調査の場合は、スマートフォンとPCもしくはタブレット端末のいずれか2台で入室していただき、スマートフォンで画面共有している際に、対象者の表情が見ることができないため、PCもしくはタブレット端末に表情を映してもらうために2台で実施しています。

 

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オンラインインタビューのメリット

 

●インタビュー対象者の選択肢が広がる

対面式のインタビュー調査の場合、調査対象者はインタビュー実施会場に来られる方に限定されてしまいます。

そのため、そもそもインタビュー会場にくるのが困難な方、遠方に住んでいて会場まで来ることが難しい方をインタビュー対象とすることは難しく、本来話を聞きたい人を十分に呼べない、という場合もありました。


一方で、オンラインインタビューは会場に移動する必要がないため、時間と場所の制約が少なくなります。会場から離れた場所にお住まいの対象者や会場にお越しいただくことが難しい方や、小さいお子様がいる方や妊娠中の方にもインタビューを実施することが可能となりました。

 

●対象者の本音を引き出しやすい環境

ご自身のご自宅や生活場面に近い環境でインタビューを実施するため、普段の実生活で商材や商品を利用する様子を観察することができます。

また、普段生活している空間でインタビューを受けることができるため、対象者によっては、リラックスして本音を話しやすいという場合もあります。慣れない会場でインタビューを実施するより、多く、深い情報を取得することが可能となります。

 

●関係者のモニタリング、会場手配等の負荷軽減

対面でのオフラインインタビューの場合は、インタビューを実施する会場の空き状況の確認、会場の空き状況に合わせたスケジュール調整、また実施会場に出向かなければインタビューの様子を見ることが出来ませんでした。

しかし、オンラインインタビューとなり、関係者も自社の会議室や自宅からインタビューの様子をモニタリングすることが出来るようになったため会場の手配や出向く必要がなくなりました。

オンラインインタビューのデメリット

 

●対象者のご自宅の通信環境の確認

web会議システムの利用経験がある方は以前と比較すると増えていますが、中には初めてweb会議システムを利用される方もいらっしゃいます。


ITリテラシーがあまりない方や、web会議システムを初めてご利用される方へご自宅の通信環境の確認も含め、接続テストをインタビュー実施前に行う必要があります。

接続テストを行うことで対象者の通信環境を確認することができ、場合により対象者の差し替えが発生する可能性があります。オフラインでの対面インタビューと比較すると、これらに備えた調査全体の時間の確保と、余裕をもったスケジュール組みが必要です。

 

●使用端末による特性

調査対象者の使用端末にこだわらない場合は、普段使用しているPC、タブレット端末、スマートフォンを使用しての調査参加でも問題はありません。


しかし、スマートフォンで参加してもらう場合、画面の大きさがPCと異なるため、提示物の見え方などがPCと異なります。資料等を画面共有する場合は、PCで参加してもらう方がよいでしょう。

また、オンライン上でのグループインタビューの場合も、対象者側のスマートフォン画面に映る人数が制限されるため、PCでの参加をしてもらいましょう。

オンラインインタビューで注意すること

 

●事前の接続テストについて

オンラインインタビューで問題になりやすいのは、通信環境に起因するものが多いです。インタビュー中の画面の遅れ、接続不良、音声の不調、カメラの不調などは前もって確認することを強くお勧めします。

 

ネオマーケティングでは、オンラインインタビューをスムーズに進行するため、対象者全員に事前の接続テストを行っています。接続テストは、web会議システムの操作説明、インターネット環境の確認だけでなく、事前に設定した時間通りに参加してくれるか等、対象者がインタビュー対象者として相応しいか事前に確認するためにも実施します。

 

またインタビュー本番前に一度顔を合わせて話すことで、ある程度打ち解け、スムーズに本番に臨むことができます。ラポール形成にも役立っています。

 

●使用端末による特性

使用端末にこだわらない場合は、調査対象者自身が普段使用しているPC、タブレット端末、スマートフォンからでも問題はありません。しかし、スマートフォンの画面の大きさや見え方などがPCと異なるため、スライド資料等を画面共有する場合は、スマートフォンを使用してもらうのはお勧めできません。

 

調査の内容によって、使用してもらう端末についてはあらかじめ決めておきましょう。

また、オンライン上でのグループインタビューの場合も対象者側のスマートフォン画面に映る人数が制限されるため向いておりません。

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オンラインインタビューを成功させるノウハウ

 

●インタビュー開始前の事前準備

対象者の方には、インタビュー開始10分前までにweb会議システムに入室してもらいましょう。その際に、インターネット環境は問題ないか、画面はきちんと見えているか、音声は小さすぎないかor大きすぎないかを確認し、インタビュー開始まで待ってもらいます。

 

●対象者の緊張をほぐす

インタビュー中に多くの情報を取得し、できるだけ本当のことを聞くため、対象者にはできるだけリラックスしてもらう必要があります。そのため、どのインタビュー調査でも、導入部分で必ずアイスブレイクを行います。
アイスブレイクを行うことで、対象者の緊張がほぐれコミュニケーションを取ることが出来ます。対象者の方も発言しやすい雰囲気作りができるため、積極的にインタビューに参加してくれます。

 

オンラインインタビューのよくある失敗とその解決策

 

ネオマーケティングでは、対象者と事前の接続テストを対応した専任のスタッフがインタビュー当日の運営をサポートしています。そのためweb会議システムの知識はもちろん、音声が聞こえない、声が小さい、映像が固まってしまう等といったトラブルの対応もスムーズに対処することができます。

また、高齢の方にも分かりやすく会議システムの使用方法などを伝えているため、安心してインタビューに参加してもらっています。

オンラインインタビューの事例

 

事例① シニア向けアプリのユーザビリティに関するオンラインデプスインタビュー


課題

ユーザーにとって使いやすいアプリになっているか検証するため、サービスのUI課題をユーザビリティ・UX観点で洗い出し、デザインシステム構築の改善に向けた方向性を確認する。



提案

通常のオフラインのUI/UX調査同様、アプリを操作している手元と操作画面を映しながら、都度行動へのヒアリングを行うインタビュー調査を実施。



結果

オフラインと同等のUI/UX調査を実現。アプリを起動してから会員登録をするまで、実際にサービスを利用するまでのユーザビリティの課題を明確にし、改善点の洗い出しを行うことができた。


事例② 化粧品のHUTと組みわせたオンラインデプスインタビュー

課題

化粧品の新製品開発を行なっており、サンプルを2週間使用してもらって、そのサンプルに対するターゲット評価・感想、改善点などをヒアリングしたい。

 

提案

対象者の自宅にサンプル品を送付し、2週間使用してもらったうえで、オンラインインタビュー調査を実施。

結果

化粧品サンプル品のテストと、その使用感に対するインタビュー調査を実施することができ、テスト品へのターゲットの評価、購入意向。コンセプト評価などを定性的に把握することができた。

 

事例③ 事前に撮影いただいた動画と組みわせたオンラインインタビュー

課題

コロナ禍で、対象者のご自宅にお伺いすることが出来なくなってしまったが、対象者のご自宅で実際にどのようなに家電製品を使用しているか様子を確認しヒアリングしたい。

 

提案

コロナ禍の中、訪問調査を実施することが難しいため、事前に家電製品を使用している様子を事前にお持ちのスマートフォンで撮影していただき、撮影いただいた動画をインタビュー中に拝見しながらオンラインインタビュー調査を実施。

 

結果

訪問調査でご自宅にお伺いすることが出来なかったが、事前に撮影いただいた動画を元にインタビュー調査を実施することができ、対象者が何気なく行っている行動やしぐさ等を一緒に動画を見ながら把握することができた。

まとめ

オンラインインタビューは現在の定性調査において主流となりました。

 

・時間と場所に縛られない

・調査対象者を広く選んで調査を実施できる

・一般的なWeb会議システムで実施ができるという

・社内の関係者も参加しやすい

など多くのメリットがあり、非常に有益な調査手法です。

 

ネオマーケティングでは数多くのオンラインインタビュー調査の実施をサポートしています。インタビューで聞く内容のご提案、成果物のご提案も積極的に実施しております。

また、対象者だけを集めて、当日の運営までをサポートして欲しい、といったご要望にもお応えしております。

 

インタビュー調査をご検討中の方は、是非ご相談ください。

 

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