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「インタビュー動画」という手法が活用される理由

ライター:土田 琢磨

公開日:2022年10月07日 | 更新日:2023年11月14日

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目次

ある調査(※)によると、2021年の動画広告市場は4,205億円で、前年比の142.3%増。この成長はまだまだ続き、2025年に1兆465億円に達する想定です。
自社の商品やサービスの認知やブランドイメージを上げる手段として、動画が“当たり前“の表現方法となっていくのは間違いありません。
本コラムでは、動画制作“最初の一歩“として、抑えておきたいポイントを紹介します。

「動画」のスタイルもさまざま

 

●ブランドムービー
ブランドの世界観を伝える動画。象徴的な映像や音楽にのせてメッセージを伝えるものがあれば、映画のようなショートストーリー仕立てのものもあります。
動画への感動や共感がブランドへの好感度につながります。ブランドの認知拡大やファンづくりに期待ができます。

●TIPs動画
商品やサービスの具体的な使い方を紹介することで、間接的にその魅力を印象づける動画。たとえば、食材の販促のためのレシピ動画や、DIY工具のマニュアル動画などのお役立ち動画が、TIPs動画の代表例です。「いいかも!」「やってみたい!」といった共感が購買につながります。

●UGCを活用した動画
UGC は「User Generated Contents」の略で、「ユーザーが作ったコンテンツ」のこと。
企業側からの発信ではなく、あくまで一般の方の「個人の感想」なので信頼度と共感度が高いのが特徴です。カスタマージャーニーで重要視される「推奨(ADVOCATE)」のプロセスを強化することができます。
UGCの活用はブランドのSNSアカウント運用でも大事なポイントとなります。UGC動画をうまく活用すると、インスタのフォロワー増にもつながります。

●インタビュー動画
そもそも、人は人に対して興味関心を抱く、という大前提があります。また、自分の知らない世界を実際に体験した人の語りは人を引きつけます。
インタビュー動画は商品やサービスの裏側を伝えるだけでなく、語る人の口調や人柄と相まって、関心を呼ぶコンテンツとなります。

動画施策の第一歩は「インタビュー動画」がおすすめ

 

ネオマーケティングでは各種の動画制作をサポートしていますが、「初めて動画コンテンツを制作する」というケースでおすすめしているのが、「インタビュー動画」です。
ネオマーケティングは独自にインタビュー動画を2つに分類しています。

●開発ストーリー動画
商品やサービスが生まれる背景には、なにかしらの「物語」があるものです。
商品化のきっかけが開発者の原体験にあったり、よりよいものにするための苦労があったり。その物語を開発者自身に語ってもらうのが「開発ストーリー動画」です。
当事者だからこその物語は共感を生みやすく、商品に込めた思いをダイレクトに伝えることができます。

●デプスインタビュー動画
デプスインタビューは、商品開発時のモニターテストなどで活用される一対一のインタビューです。インタビュアーが質問をしながら、一般生活者に商品やサービスへの使用感や意見を語ってもらうものです。その様子を撮影し、編集するのがデプスインタビュー動画。生活者からさまざまな感想が出てくるなかで、開発者すら気づいてなかったメリットや本音が出てくることがあります。視聴者と同じ立場である一般生活者の言葉は、リアルで説得力があります。

「インタビュー動画」のメリット

 

インタビュー動画のメリットのいちばんは、費用的にリーズナブルだということ。ブランドムービーやTips動画の撮影となれば、絵コンテやシナリオを描き、スタジオを借りたり、ロケに行ったり、さまざまな小道具を用意したり。行うべきことがたくさんあります。スタッフもかなりの人数が必要となります。

インタビュー動画も事前の打ち合わせは必要ですが、むしろ、撮影機材以外の準備はそれだけ。インタビュー風景を撮影するだけですので、撮影場所はオフィスや会議室を使えばいいですし、少人数のスタッフで制作できます。

また、UGCを活用した動画は、そもそもユーザーが自主的にアップしてくれた動画があって成立するものです。SNSアカウントを立ち上げた直後は、UGCを活用した施策はできません。マーケティングへの効果が出るには、フォロワーが数千人規模になってからになります。しかし、インタビュー動画であればSNSのフォロワー数など関係なく、はじめることができます。

このように、インタビュー動画は制作のハードルが高くない一方で、SNSへの展開、オウンドメディアへの掲載、店頭放映、営業ツールとしての活用など、さまざまな用途で利用することができます。

こだわるべきは、インタビューの質と人選

 

言ってしまえば、インタビュー動画は撮影機材と編集ソフトがあれば制作することができます。
しかし、「人が語る」というシンプルな構成なだけに、語られる「中身」が肝となります。そこがインタビューの難しさです。

開発者が自分の思いを語りすぎて、「自慢話」や「自分語り」になってしまっては逆効果です。そのさじ加減も難しいですし、人は自分についてはなかなか言語化できないものです。それを手助けしてくれるのが、プロのインタビュアーです。答えやすい質問を投げかけながら、本人が気づいていないところまで話を深掘りしてくれます。

また、デプスインタビューは、一般生活者の人に出演してもらうことになります。商品やサービスのターゲットや属性にマッチした、かつ、自分の言葉で語れる人を見つけるのは簡単ではありません。

開発者の思いを語ってもらうのも、共感を呼ぶユーザー体験を聞かせてもらうのも、話を引き出すテクニックが必要なのです。


そして、ここが重要なのですが、インタビュー動画を含め、作った動画を動画サイトに置いただけ、オウンドメディアにあげただけでは、なんの効果も生み出しません。「とりあえず、作ってみた」では、せっかくの動画も宝の持ち腐れになってしまいます。動画施策は、広告やPRなど、マーケティング施策全体の中で、戦略的に展開していく必要があります。

ネオマーケティングは、長年培ってきたマーケティングリサーチのノウハウがあります。プロのインタビュアーの手配やデプスインタビューの人探し、動画を広めるための施策まで、包括的にご提案いたします。

※調査主体:株式会社サイバーエージェント/調査時期:2021年10月から 2021年12月/調査方法:動画広告市場関係者へのヒアリング、調査主体ならびに調査機関が保有するデータ、公開情報の収集

ネオマーケティングは国内約2450万人のアンケート会員を保有するパネルネットワークを構築、ご希望の調査対象者にリサーチを実施することが可能です。
マーケティング課題を解決し、必要なデータを取得するための調査設計から、調査結果の活用まで、伴走してご支援しています。リサーチを起点に、デジタルマーケティング、PR、ブランディング支援も行っています。
まずはネオマーケティングのサービス資料をご覧ください。

土田 琢磨
WRITER
土田 琢磨
コピーライターとしてキャリアをスタートし、国内広告会社にてクリエイティブ部門責任者・シニアクリエイティブディレクターを務めた。主に、広告クリエイティブのディレクション・コピーライティング・CMプランニングを担当。医薬品・新聞社・官公庁・教育・家電などのクライアントワークに携わる。

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