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LINE広告のメリット・デメリットとは?最新成功事例や活用のポイントも解説

ライター:株式会社ネオマーケティング

公開日:2021年11月12日 | 更新日:2023年11月07日

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目次

LINEは、国内月間アクティブユーザー数(MAU)9,500万人以上を誇るプラットフォームです。リーチの広さに魅力を感じ、LINE広告の運用を考えているマーケティング担当者の方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、LINE広告のメリット・デメリットや、活用のポイントを解説します。最新の成功事例もあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

LINE広告とは

莫大なユーザー数を抱えるLINE。日常的に利用されている頻度を示すアクティブ率でも、FacebookやInstagramが40〜50%に対してLINEは86%を誇り、毎日立ち上げて利用する人がほとんどという他に類を見ないアプリです。

幅広い年齢層に利用されているため、他媒体ではリーチが難しい世代へもアプローチすることができ、攻略すれば他のSNS広告と比べてもより利益が見込めるといわれています。

LINE広告のメリット

LINE広告のメリットは、以下の4点です。

・幅広いターゲットにアプローチできる
・さまざまな配信先から選べる
・比較的リーズナブルな費用で始められる
・カスタムオーディエンス機能が充実している

それぞれのメリットを詳しく解説します。


幅広いターゲットにアプローチできる
LINE広告のメリットは、幅広いターゲットにアプローチできることです。LINE最大の特徴は、国内月間アクティブユーザー数(MAU)の多さです。2023年3月時点で、MAUは約9,500万人となっています。

若年層に偏っているTikTokのようなSNSとは異なり。年齢層も幅広いため、さまざまなターゲットにアクセスできます。

さまざまな配信先から選べる
LINE広告は、さまざまな配信先から選べるのも魅力です。たとえば以下のような配信先があります。

【LINE内の配信先】
・タイムライン
・トークリスト
・LINE NEWS
・LINE VOOM

【LINE外の配信先】
・LINE漫画
・LINEポイントクラブ
・LINEショッピング
・LINE BLOG

LINE内外に多くの設置場所があるため、考えられる広告戦略も豊富です。

比較的リーズナブルな費用で始められる
比較的リーズナブルな費用で始められるといったメリットもあります。LINE広告は、初期費用・最低出稿金額なしで、1日1,000円から配信可能です。

ただしオークション形式での掲載となっており、予算が低すぎると広告が表示されない可能性もあります。ランニングコストはかかってくるため注意しましょう。費用相場は月30万円程度です。

カスタムオーディエンス機能が充実している
LINE広告には、カスタムオーディエンス機能が充実しているというメリットもあります。カスタムオーディエンス機能は、広告主が所有するユーザーデータをもとに、特定のユーザーグループをターゲットとして広告配信を行う機能です。

ユーザーグループをカスタマイズしつつ、自社の情報を必要としているユーザーに対して、確実にメッセージを送信できます。

LINE広告のデメリット

LINE広告にさまざまなメリットがある一方で、デメリットもあります。主なデメリットは以下の4つです。

・拡散力がそれほど高くない
・ターゲティングが難しい
・審査が比較的厳しい
・広告の出稿までに時間がかかる

それぞれのデメリットを詳しく解説します。

拡散力がそれほど高くない
LINE広告のデメリットとしてよく挙げられるのが、拡散力がそれほど高くない点です。LINE広告は、ユーザーが友だちとのコミュニケーションを主目的とするプラットフォーム上で表示されます。

InstagramやX(旧Twitter)のようなシェア機能を活用した拡散は期待しにくく、いわゆる「バズる」などを狙ったキャンペーン展開には向いていない可能性があります。

ターゲティングが難しい
LINEに登録されている個人情報が他のSNSと比べて少なく、ターゲティングが難しいのもLINE広告のデメリットです。

LINE広告のターゲティング機能は日々進化しているものの、現状として、細かいセグメント設定やリターゲティングの選択肢が限られています。とくに、狭いターゲット層をピンポイントで狙うのは比較的難しいでしょう。

審査が比較的厳しい
LINE広告の審査基準は、他のプラットフォームと比べて厳しめです。広告内容やデザイン、メッセージなどが審査基準を満たしていない場合、広告が掲載されないリスクがあります。

LINE広告に限った話ではありませんが、広告の出稿前にガイドラインを見て、違反が認められないかどうかをチェックしましょう。

広告の出稿までに時間がかかる
上記の審査の厳しさから、広告の出稿までのプロセスが他のプラットフォームに比べて時間がかかるのも、LINE広告のデメリットです。具体的な目安としては、「審査開始から配信までに5営業日」です。

なお、上記の目安は、広告アカウントの審査が終わった後の話であり、アカウント自体の審査を含めるとより長い期間が必要になります。短期間でのキャンペーン展開や、急な変更を伴う広告運用には不向きな面があるため、注意が必要です。

LINE広告と他のSNS広告の比較表

LINE広告と他のSNS広告の比較は、以下の表の通りです。

 

SNS名

国内アクティブユーザー数(MAU)

ユーザー層

特徴

LINE広告

9,500万人

10代から60

ターゲットとなるユーザーにダイレクトに訴求できる

Facebook広告

2,600万人

30代から50

さまざまな広告フォーマットがあり、動画、画像、カルーセル、ストーリーズなどを使用可能

Instagram広告

3,300万人

10代から30

ビジュアル中心のコンテンツが強い

X(Twitter)広告

4,500万人

10代から40

ハッシュタグを利用したキャンペーンやトレンドトピックへの連動に優れている

YouTube広告

7,000万人

10代から50

動画の前や中、またはYouTubeサイト上のバナーとして表示できる

※国内アクティブユーザー数(MAU)は、2023年10月時点

LINE広告の最新成功事例

LINE広告を運用する際は、実際の事例を参考にするのも重要です。LINE広告の最新成功事例として、以下の4つの事例を紹介します。

・D2C事業会社
・人材紹介・派遣会社
・フードメーカー
・自社通販会社

D2C事業会社
こちらのD2C事業会社は、名古屋市に本社を置いており、化粧品・エイジングケアブランドの販促にLINE広告を活用しています。LINE広告の効果を高めるため、さまざまな検証・改善を実施してきました。

結果として、「3カ月でコンバージョン数が10倍」「CPO(顧客獲得単価)が40%抑制」「LINE広告経由の売り上げがデジタル広告全体の売り上げの5割に増加」などの成果を上げています。

人材紹介・派遣会社
こちらの人材紹介・派遣会社は、医療・福祉業界向けの人材紹介・派遣サービスを提供しています。LINE公式アカウントの活用を本格化し、LINE公式アカウント内での施策として、「介護職タイプ診断」をリッチメニュー上で提供しました。

取り組みの結果、新たに定めたKPIである「面接設定率」は他媒体比で127%に伸長しています。LINE広告の利用を本格化させた後、友だちの増加とともに、CPAも38.9%抑制されました。

フードメーカー
こちらのはフードメーカーは、2016年に創業したばかりの企業で、完全栄養食を開発・販売しています。デジタルマーケティングの一環として、2020年12月からLINE広告の出稿を開始しました。

主なターゲットは、ダイエットや健康食に関心をもつ30〜40代の女性です。配信機能ごとにクリエイティブやLPを使い分け、ターゲットごとに商品の魅力が伝わりやすくなるように工夫しました。LINE広告の導入以降、完全栄養食商品の新規顧客獲得数は約3万人増加しています。

自社通販会社
こちらの自社通販会社は、福岡市を拠点に健康食品やスキンケア、ヘアケア商品の自社通販を手掛けています。新たな広告フォーマット「画像(アニメーション)」を活用し、配信効果を大きく向上させました。

具体的には、短期間でコンバージョン数を6倍に増やすなどの成果を達成しています。日々200〜300件の新規獲得が可能となり、CPA(顧客を獲得するためにかかった1人当たりの費用)も1万1,000円程度に抑えられているそうです。

LINE広告を活用する際のポイント

LINE広告を活用する際のポイントは、以下の4点です。

・審査のガイドラインを確認する
・クリエイティブを頻繁に見直す
・記事/ランディングページもLINEの特性に合わせる
・自動入札の機能を活用する

それぞれのポイントを詳しく解説します。

審査のガイドラインを確認する
LINE広告を活用する際にまず重要なのは、審査のガイドラインを確認することです。デメリットの部分でも触れたように、LINE広告は審査が厳しめとなっています。公式サイトによれば、以下の基準で総合的に判断しているようです。

・LINEユーザーの不利益につながる可能性はないか
・法令に抵触する可能性はないか
・利用規約に抵触していないか、あるいは抵触する恐れはないか
・当社が独自に定める審査基準を満たしているか
・当社の事業へ悪影響を及ぼす、あるいは当社の信用を損なうものでないか

参照:LINEヤフー for business「LINE広告審査ガイドライン」

クリエイティブを頻繁に見直す
クリエイティブとは、広告のアイキャッチに使われる画像のこと。ユーザーはクリエイティブを直感的に見てクリックへと至るため、LINEの特性に合ったクリエイティブを作成する必要があります。

LINEは他のSNS広告に比べて広告の面積が小さい傾向にあるため、必然的にクリエイティブも小さいのです。そのため視認性の重要度が高くなり、より目を引くようにポイントを付ける必要があります。たとえば化粧品の広告の場合なら、顔全体の写真よりも目にぐっと寄った写真を使うなどすることがこれに当たります。

また、デザイナーが作った美しいクリエイティブが必ずしもヒットするとは限らず、スマートフォンで撮影したような解像度の低いクリエイティブがクリック数を稼ぐ場合も多々あります。

さらに、他のSNS広告に比べてクリエイティブが飽きられる速度が速いのも特徴です。ひとつ作っておしまいではなく、できれば毎日、少なくとも週2、3回はクリエイティブを差し替えてアップデートし続けることでクリック率アップへとつながります。

記事/ランディングページもLINEの特性に合わせる
クリエイティブやテキストをクリックし、実際に商品の購入やお問い合わせに至る「記事」や「ランディングページ」もLINEの特性に合わせたいです。

クリックして直接ランディングページに飛ぶパターンと、クッションページと呼ばれる専用ページをはさんでランディングページへと誘うパターンの2つがあり、どちらがよいかは商材やサービスによって異なります。

一般的には、美容サロンや不動産などの来店型サービスに関しては直接ランディングページに飛ぶパターン、食料品やコスメなどECサイトで直接購入する商材はクッションページを挟むパターンがよいとされています。

また、あまりに高価格すぎるものはLINEユーザーにとって刺さりにくいとされています。そのため、たとえば高価格なシャンプーの場合、LINE販売用に容量を減らして価格を下げたものを作るなどの工夫が必要です。記事やランディングページはもちろん、商品やサービス自体もLINEユーザーにとって刺さるものを提供するようにしましょう。

自動入札の機能を活用する
LINEは機械学習機能が非常に優れた媒体です。そのため、機械学習によって得た知識をもとに、目標の指標に合わせて入札価格を自動的に調整する「自動入札」機能を活用すれば、広告成果の最大化が叶います。

機械学習は累計40CV(コンバージョン*)で終了しますが、あまりに長い期間で40CVを獲得させても良い効果が得られるとは言い難いです。できれば2週間〜1カ月のうちに40CV獲得に至るよう調整しましょう。

LINE広告は“小さい予算で小さく始める”ことももちろんできますが、2週間〜1カ月で40CVを獲得しようとすると、最初はやはり大きめに予算を取って展開していくのが有利です。およその目安として、購入費用の10倍、少なくとも3〜4倍の予算を取るようにしたいです。

【2,000円の商材の場合】24万円〜80万円

*サイト上で獲得できる最終的な成果。ECサイトなら購入数、来店型サイトならお問い合わせ数など。 

まとめ

LINE広告は他のSNS広告に比べて、頻繁にグラフィックやテキストを差し替えたり、記事やランディングページを考慮したり、予算をかけたりしないといけないため手間のかかる広告媒体といえます。

しかしその分、機械学習を効果的に済ませて上手に運用していけば大きな広告効果を得ることも可能です。一般的に認知度の高いブランドでなくとも、LINEのCVは常に上位という商材も多くあります。

また、一度上位にランクされたらLINE内でそのカテゴリーを独占できるといううれしいメリットもあります。

そういった知識を含め、ネオマーケティングにはLINE運用のプロが在籍しています。貴社の商品・サービスを効率的に購入・問い合わせへと誘うべくトータルでサポートできますので、ぜひ一度お問い合わせください。

ネオマーケティングは国内約2450万人のアンケート会員を保有するパネルネットワークを構築、ご希望の調査対象者にリサーチを実施することが可能です。
マーケティング課題を解決し、必要なデータを取得するための調査設計から、調査結果の活用まで、伴走してご支援しています。リサーチを起点に、デジタルマーケティング、PR、ブランディング支援も行っています。
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